短期トレードをしている方のブログを徘徊していると「いなごFlyer(いなごフライヤー)をチェックしてます!」というのを見かけます。
なにやら売買の情報を見れるらしく大変便利なものらしいですが、初心者の私からすると「いなごFlyerって具体的に何ができるの?便利なの?」という状態( ;∀;)
今回は、いなごFlyerを実際に使ってみて、いなごFlyerとは何か?、いなごFlyerの使い方、見方、設定について調査しました!
☆補足☆
短期トレードだと2018/1にサービス開始されたDMM Bitcoinが使いやすくて利益を出しやすいらしい。
いなごFlyerとよく併用される、黒マチャートの使い方はこちら→黒マチャートの使い方
Contents
いなごFlyer(いなごフライヤー)とは何か
いなごFlyerの公式サイトによると…
『いなごFlyer』とは、ビットコイントレーダー向け情報Webサイトです。
世界各地(ビットコイン取引所)で発生する大きな群れ(トレード)を計測するイナゴ投資家向けツール『Bitcoin Market Action Checker』をWebページ上で公開しています。
公式サイト:イナゴFlyer
イナゴ投資家とは…
短期で材料株の回転売買を繰り返す個人投資家のこと。リアルタイムの情報を得た個人投資家が、一斉に取引に参加することで、特定銘柄の株価が急騰・急落を引き起こす。
つまり、いなごFlyerとは、ビットコイントレーダー向けに、これからビットコインが大量に取引されるよ!というのを教えてくれるサイト・ツールと理解しました。
なぜ大量に取引されることを検知することが大切なのか?

ここで初心者のために補足します。
なぜ、いなごFlyerがビットコイン投資家に使われているのかというと、短期トレードで利益を得るには大量取引を予測することが重要だからです!
例えば、これからビットコインが大量に買われる場合、ビットコインの値段は上がります。コインが上がる前に、コインを買っておけば安い値段で買って、上がり切った値段で売ることができるのです。逆もそうですね。これから売られる!ということがわかればその前に売って、安い値段の時にコインを買い増すことができます。
値段が動かない時に、コインを買ってしまうとスプレッド(手数料)がかかるので、手数料だけでマイナスになる場合も多いです(><)そのため、ビットコイントレーダーは値が変動している時に取引したい!と思うのです。
スプレッドは、仮想通貨投資に絶対に必要な知識なので、わからない人は是非勉強してください。
これ↓もいなごFlyerのではないですが、イナゴチャートです。取引の量が灰色の棒線で表されています。長い縦棒が続いた後に急激にチャートが上昇しています。この取引が沢山されてるよ!というのグラフと音で教えてくれるのがいなごFlyerです。
リップルも予想通りの壮絶なイナゴチャートで終わったな。
いったいどれだけの屍を作ってリップル社に貢献したのか、、
南無、、 pic.twitter.com/2ebZRhXgyF— 響@個人トレーダー (@Whiskey_bonbon_) 2017年4月6日
いなごFlyerのサイトにアクセスしてみよう
いなごFlyerはツールをインストール必要も、何かに登録する必要もなく、いなごFlyerのサイトにアクセスすればOKです。
公式サイト:イナゴFlyer
公式サイトに行くとトップページが表示されるので、トップの左上の「Bitcoin Market Action Checker」をクリックすると、ビットコインの取引量がわかるページを表示することができます。

こんなかんじのページです♪

上のグラフはイナゴチャートと呼ばれ、ビットコインの取引量を表しています!下の四角で囲まれたものは1つひとつが取引所で、その取引所のビットコインの価格を表しています。数字の下の()の中は日本円です。
取引所の文字の色と、棒グラフの色が連動していて、今どこの取引所での取引が多いのかを一目で見ることができます。(詳しい見方は下で説明しますね。)

※ブラウザがIEだとイナゴチャートというグラフが表示されませんでした。Chromeだと見れたので、うまく表示されなかったらブラウザを変えてみるといいですね。
いなごFlyer(いなごフライヤー)の使い方
いなごフライヤーはグラフをみて取引するというよりも、「いなご音」という音を聞いて取引するタイミングを計る方が多いです。そのため、グラフの見方よりも先に、いなごフライヤーの使い方をご説明します。
いなごフライヤーを起動するとわかるのですが、「テレレ~テレレ~」とか「ダーン」とか色々な音が鳴ります。結構間の抜けた音で、ちょっと中毒性がありますw (アニメを見ながら、いなごフライヤーについて調べていたので、このアニメ定期的に変な音なるな…変なアニメや…と思っていました。)
イナゴ音は、取引所や売られた量、買われた量によって異なります。例えば、Aという取引所の売り注文が一定量(70コイン以上の成行売買)を超えると「ピコン」という音がなるとします。Bという取引所だと「テレレ」という音がなります。色々な音が大量になりだしたら、「売り注文の取引量増えてるな!!」と判断でき、「よし売買しよう!」となります。
☆補足☆
成行注文とは、価格を指定しない注文方法です。売りに出されているコインの一番価格の低いのものを買います。反対に、価格を指定する注文方法を指値注文と言います。
いなごFlyer(いなごフライヤー)の見方
いなごフライヤーの見方も軽く説明しときます。
イナゴフライヤーの画面はいくつかのパートに分かれています。
取引ボリュームを表すイナゴチャート

各取引所の売注文と買注文が一目で見れます。イナゴチャートの詳しい見方は別記事にまとめたので、詳しく知りたい方はこちら↓をご参照ください。
70コイン以上の売買の一覧
イナゴチャートは取引所の価格の一覧の下に表示されているのが、こちら。

70コイン以上の売買がここに表示され、どの取引所で何コイン売られたのか、買われたのかを確認できます。右端の青い「chart_url」という部分を押すと、その取引所のチャートに飛ぶことができます。(作った人すごいなぁ…!)
設定部分
残りは設定部分ですね。何枚以上の売買で音を鳴らす?とか、この取引所の音は鳴らさない!とか、何秒ごとにイナゴを計測するか?、など好みに合わせて設定することが可能です。

設定方法は後ろで詳しく説明しますが、「ピコピコなりやすい取引所の音は消しとくか~」くらいの設定をしている人が多そうでした。
いなごFlyer(いなごフライヤー)の設定方法
では、イナゴフライヤーの設定項目を上から順番に見ていきます。
各取引所の音とボリュームの設定
設定部分の一番上の表のところです。

表の左から、
- BoardName:取引所の名前。
- Chart On/Off:イナゴチャートにその取引所のグラフを表示するか否か。
- Up Sound:大量に買われたときの音。
- Down Sound:大量に売られたときの音。
- Alert Volume:音の大きさ。
「Up Sound」「Down Sound」の音はリストから選択できますが、どれがどの音なんだ状態だと思います。各音の設定は、さらに下の設定の「Alert Sound Setting」の項目で確認できます。
Chart Column Settingとは

Chart Column Settingは、イナゴチャートの列の設定です。
Seconds Per Column(1-60)は何秒単位で列を生成するかの設定で、1秒から60秒の範囲で選べます。1にすると1秒ごとにイナゴチャートの縦棒が作られます。
Column Count(5-180)は、何列まで表示するかです。
1秒ごとに180列だとこんな感じ。

Alert Settingとは

Alert Settingは、何秒ごとにイナゴを計測するかです。例えば、デフォルトの20だと、20秒ごとにイナゴが発生していないか計測し、発生していたらお知らせします。
Alert Sound Settingとは

Alert Sound Settingは、アラートの音全般について設定できます。
- Sound On/Off:イナゴ音のオンオフ設定。
- Volume:音の大きさ。
- Rate:音の速さ。バーを左に寄せるほど遅く(音が低く)なりました。
- Smaple Up Sound:大量に買われたときの音。
- Sample Down Sound:大量に売られたときの音。
下にあるサンプルボタンで、「Smaple Up Sound」と「Smaple Down Sound」の音が確認できます。全体的に、上がったらポジティブな音、下がったらネガティブな音に設定されているみたいです。
(上の個別設定の部分とどう違うんだろう…?と思いましたが、わかりませんでした。)
View Settingとは

View Settingは、イナゴチャートの表示に関する設定です。
- Price Board Reverse:売り買いのグラフを逆にできる?(合っているか不明です…)
- Chart X-Direction Reverse:x軸の向き逆にする。左側のほうが新しい棒グラフで、グラフは左から右に動く。
- Chart Height:グラフの高さの変更。
- Y Axis Fixed:y軸の補助線。
Alert Logとは

大量の売り買いのログ↓の言語が選べます。英語か日本語。

Send Alert JSON Message(POST)とは

Send Alert JSON Message(POST)は、アラートログの履歴を外部サーバへ送信する機能です。
いなごFlyerの中の方が、「ユーザーが自分でサーバーとWebアプリを用意すれば、ログが送信されたタイミングでトレード自動注文プログラム等を起動することができます。」と説明されていました。
すごいなぁ。
PriceBoard SubRateCurrencyとは

PriceBoard SubRateCurrencyは、各取引所のビットコインの価格の表示する通貨の単位を変更できます。デフォルトは日本円。()の中の表示の事ですね。
Setting Save & Loadとは

設定をセーブしたりロードしたりできます。
↓テストという名前でセーブしてみました。

まとめ
今回は、いなごFlyerとは?から始まり、見方、使い方、設定方法について説明しました。すごくよくできたツールで、始終「すごい…」と思いながら触っていました。
是非みなさまも使ってみてくださいね!
短期トレードの方は、いなごFlyer、黒マチャート、ビットフライヤーのチャートと同時に併用し、スプレッドの幅によってザイフやGMOコインを使い分けてトレードしている方が多かったです。まだ、作成していない口座があれば作成しておくことをおすすめします。<公式サイト>
GMOコイン
まとめ
- いなごFlyerは、ビットコインの大量取引を、音とグラフで教えてくれる
- イナゴチャートは、棒グラフが長いほど取引量が多い
- 70コイン以上の成行売買で音がなる
- イナゴチャートのグラフや各取引所の音や音量は設定可能
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