2018/1/26の23:30からのコインチェック(coincheck)の記者会見をまとめました。
ニコ生で見ながらまとめていたので、不足や間違いがあるかもしれません。
ご容赦ください。
コインチェック(coincheck)の発表内容
NEMが当時のレートで580億円分が減っていた。
警察にも届け出していて、追跡中。
↓質疑応答は下に続く。
貴社とコインチェックの質疑応答
・NEMはお客様の資産なのか?→お客様の資産。
・保証はどうなる?→保証を含めて検討中
・財務は?→財務的への影響は確認中。確認でき次第報告。
・セキュリティはちゃんとしていたの?→
セキュリティ関係については最優先で行っていた。登録も含めて。
・NEM以外の通貨は?→NEM以外の通貨のハッキングは確認されていない。
・ホットウォレットで管理していた。コールドウォレットでの管理は進めていたが、
システム的な難易度が高く、ホットウォレットでの管理になっていた。
・ハッキング?→外部からの不正アクセス。
・ハードフォークは?→コインチェックで決めれることではない。ネム財団に聞いた。
・再開は?→安全が確認され次第再開。未定。
・社内の態勢は十分だったのか?→できる限りはやっていた。
・オンラインで保管するべきではないものをオンラインで保管していたことへの反省は?→このような事態になったことは反省している。
・ネム以外の資産は?→仮想通貨13種類。資産の割合や量は確認中。
・アクセス元は国内?国外?→調査中。
・なくなってしまった顧客の取引データはある?バックアップは?→残っている。今後の対応方法は検討中。
・その他のビットコインがらみのサービスへの影響は?→基本はないはず。でも確認してから報告。
・取り戻せる?→取り戻せない。送った先がわかれば、取り戻せる可能性がある。(?)
・技術的に難しかったと言っていたが人が不足していたのでは?→技術を持っている人の補給を進めていたが、今回の事象までは間に合わなかった。
・被害があった口座数は?→確認中。
・回復の見通しは?→未定。
↓質疑応答続き。
・一回で送金されたのか?→複数回に分けて。
・異常に気付くまで1時間かかっているのは長いのでは?→長い、長くないというより、事実がそうだった。
・いくら減った時点(どの時点)でアラートがなったのか?→確認中。
・取り返すのと保証するのはいつ決めるのか?→保証をどのような形でするのかは検討している段階。
・12時間たってるのに口座数も把握できていないのはなぜ?→事実状況の確認に時間がかかっている。
・金融庁からの運営許可は取れるのか?→今伝えれることがない。目途は知りえない。取得できるとは思っている。
・狙われたのはセキュリティが低かったからでは?→その認識はない。
・マルチシグナルが出来てなかったのは、結果的にセキュリティが甘かったと言われても仕方がないのでは?できることはやるべきだったのでは?→我々としてはやれることはできるかぎりやっていた。
・マルチシグナルの実装予定はあったのか?スケジュールは?→あった。具体的な見通しがついていたわけではない。
・結果的にセキュリティが甘かったのでは?→…。
・金融庁に登録していないのに運営していたの?→9月末までに本申請は完了していた場合、運営はできるので、それにのっとって運営していた。
・顧客資産がなくなった時にどうなるか?という規定はあったのか?→お客様の資産の保護を優先して決めていく。今後協議。
・なぜ狙われたのか?→わからない。
・全額補償する方法は持ち合わせているのか?→そこを含めて検討中。
・日本円だけでも出せないのか?→どのような対応がお客様にとって最適なのかを検討中。
・登録者数の公表は?→株主含めてどういう情報を出していくのかは検討中。
・金融庁の登録申請に時間がかかっていることに何も思わなかったのか?CM売ったりして。→登録申請は最優先にやっていた。使っていただきたくてCMも売っていた。
↓質疑応答続き。
・登録無理だった場合も考えてもっと慎重に考えるべきだったのでは?→登録できる見込みだった。
・継続する?破たんの手続きを考えている?→継続する方針で考えている。
・580億円を補てんする方法はある?→株主を含めて検討中。我々で協議する話と、株主含めて協議する話がある。
・開発者の規模感としてどれくらい?→外注はしていない。開発者が40%くらい?
・危機感はなかったのか?→危機感はあった。セキュリティを高めていかなければいけないという認識はあった。やれる範囲ではやっていた。
・去年システム障害何回か起きていたけど?→セキュリティは最優先でやっていた。
・日本最大級と言っていたのは?→ビットコインの取引高が最大級だったからそういっていた。
・保証について、他の企業に救済を要請するとかはあるのか?→今後どうするのかは検討中。現時点では救済要請はしていない。
・なぜネムを扱ったのか?→(すみません、聞き取れませんでした)
・社長はかざりか?→説明する人と開発担当で役割分担している。
・顧客の資産は守られるのか?→検討中。
・ネム以外は守られる?→守られない可能性もあるが、守ることを最優先で検討している。他の通貨も流出しないように活動している。
・今後の対応はどうするのか?外部はいれるのか?→検討中。
・ネム財団からのハードフォークはなしあってる?で、他のサポートは?→今後の対応方針やサポートは価格に影響もあるし今時点では言えない。
・今後の対応は?→顧客の資産保護が第一。原因が第二。今後の対応が第三。
・対応方針は来週にはわかるのか?→わからないので、決定次第報告。
・不可抗力だった?他の取引所にも起こりうる?→事象の原因が確認でき次第報告する。
・昨年の6月に100万まで保証するといっていたが実施済み?→100万の保証と今回は別物。100万はお客様IDとパスワードで不正アクセスされた場合。
・マルチシグナル簡単やのにやっていなかったのは取引所としてどうなのか?→全力でやっていた。
・出来高と営業収益を教えて。投資家がどれくらいの支払い余力があるのか判断できない。→株主含めて検討する必要がある。今のところはこたえることができない。
・なぜ東証で会見?→時間と場所を考えるとここになった。
・東証で会見する人が出来高も営業利益も出せないのはなに?データを出せなしたくない人がいるってこと?→株主と認識を合わせることを検討している。
・先ほどから株主、株主と言ってるけど。経営の判断は株主に確認しないとできない?→そういうわけでは…。(和田株主となりにいるけど…で会見会場で苦笑が起こる)
・コールセンター何人?→今50人。
・今後増やす?→200,300人規模に増やす予定。もともと増やす予定だった。
・開示できる情報が少ないのでは?→今時点まで目の前の対応に追われていた。今後速やかに開示できる体制を整える。
・銘柄によってはコールドウォレットやマルチシグナルを使っていた?→銘柄によっては使っていた。ビットコインはコールドウォレット+マルチシグナル。イーサはコールドウォレット。
・ネム財団はロールバックはしない?→今時点ではなにも言えない。
・今回の事件を考えている?→反省している。
・不審メールはあった?→不審メールはなかった。
・ほぼすべてのNEMがとられたのか?→「ほぼ」すべてが盗られた。具体的にどのくらいなのかは追って報告。すべてではない。
・業界への影響は?→不信感を与えたのは反省。
・内部の犯行の可能性はなし?→確認中だが、ないと思われる。
・最悪のケースは何を想定すればいいか?→顧客の資産をお返しできないこと。「全くなくなる」というのはないと考えているが、今は断言できない。
・身の処し方は?→どのに対処するかは検討中。
倒産で資産を失わないための対策
簡単にできることは、仮想通貨の取引所に資産を預けっぱなしにしないことですね。
取引所はハッキングの危険性があるので、ウォレットを作ってそこに移すといいです。ウォレットにも色々種類があるので、確認してみてください。
また、取引所に預けている場合でも、倒産して資産が返ってこないことを避けるためにも一か所に預けるのではなく、複数の取引所に分散させておくといいです。
個人的に好きなのは手数料が安めなザイフかビットバンクです。
- Zaif:手数料が安め。積み立ても人気。
- bitFlyer:アルトコインの手数料が高い。セキュリティーは高いと言われている。
- ビットバンク
:リップルが最安で買える。 2019年1月4日まで取引手数料無料キャンペーンを実施している。
- GMOコイン
:ビットコイン、リップルを買える販売所。
- DMM Bitcoin
:2018/1に新しくできた取引所。3月までに本人確認が終わると1000円分の仮想通貨が貰える。
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